ネットで葦ペン画旅行記 ①

      


                          博多区聖福寺


「以前入院してた友人にネットやストリートヴューで日本や世界を旅してスケッチをしたら病棟からいろんな場所へ旅行できて楽しいじやないかと言たことがあった。」

 最近思いだし試しに歴史(流れた時間)と関連して此方も描いてみたら想像以上に楽しめたのでボチボチこれをテーマで描いて見ようと考えた。
 
 先ずは近くの古刹聖福寺から、聖福寺は建久6年(1195年)鎌倉幕府初代将軍源頼朝よりこの地を賜り栄西禅師が開山した日本最初の禅寺である。
更に元久元年(1204年)後鳥羽上皇より日本最初の禅寺である「扶桑最初禅窟」の勅額を賜まった歴史ある禅寺である。
源頼朝や後鳥羽上皇の名前が連なり日本史に興味がある此方としては心躍る場所の一つでもある。
 後鳥羽上皇は後に承久3年(1221年)頼朝の開いた鎌倉幕府(執権北条義時)に対して討伐の兵を挙げ敗れ(承久の乱)隠岐島に配流され延応元年(1239年)同地で崩御した。
この両者に因縁のあるお寺が身近にあるのは、時の流れの不思議さを感じる。
 若い時期には気にもしなかった神社仏閣にいま過ぎ去った時を通して考えると興味は尽きないようだ。


後鳥羽上皇について云えば、歌人藤原定家と大きく関わりがあり、また定家は晩年、「小倉山荘色紙和歌」通称「百人一首」を何故編纂したかの謎に気になって以来、後鳥羽上皇はこの謎解きの重要なキワードになり、現在藤原定家を調べ続けています。
身近にあるものから歴史の痕跡を空想・想像して行く作業は人生の醍醐味だ!

次は岩戸山古墳(磐井の反乱)から長野そして安曇野までのネットの旅をしようかと計画しています。        

コメント

人気の投稿